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初代 平出喜三郎 (ひらで きさぶろう) 1841年~1907年

千島漁業で巨万の富を築き函館経済界の重鎮として活躍し、北海道から初めて国政に参加した実業家で政治家の初代 平出喜三郎。

天保12年9月、加賀国江沼郡橋立村(現・加賀市橋立町)の紋屋喜三郎の二男として生まれる。幼名喜太郎。17歳にして航海業に従事する。20歳の時、堺の商人河内屋仁兵衛に雇われ、千石船の船頭となり日本海沿岸から、遠い蝦夷地を往来した。河内屋は当時船舶をもって奥羽地方を往復し、主として津軽航海に従事し、広く商いを営んでいた。
明治元年、河内屋の総支配人となる。箱館戦争が起こると新政府軍に協力し、自己所有の汽船寅一、寅二の2隻をもって、兵器や弾薬・食糧を運送し、この行為が賞される。
戦争終了後、箱館に移住し独立して商業及び漁業を経営。特に千島漁業で巨万の富を築き、函館経済界の重鎮となる。区会議長代理者、商工会会頭などの公職に就き、函館の発展に寄与した。
函館物産商組合取締、同米穀酒塩商組合取締、同委託品売買取締、同区会議員、同水道評議委員、同商工会会頭の任を帯び、明治16年北海道函館支部より商工事通信委員、21年函館区役所より農商務省通信委員、23年函館商業学校商議員、水産調査地方通信委員、函館区会議員、区水道調査委員、出年函館町会所取締、北米合衆国シカゴで開催のコロンブス博覧会事務委員、25年大日本水産品評会出品委員、函館区有財産理事、27年水道増設委員、函館港湾築堤委員、28年期成鉄道委員、29年函館大隊区徴兵参事員、函館商業会議所会頭、函館銀行取締役、30年函館港調査委員、31年函館港工事改良委員、32年北海道拓殖銀行設立委員、米国フィラデルフィア博物館顧問、商議員局議員等を経て32年函館区制の実施となるや、区会議員に当選し推されて議長代理者となり、次いで33年区常設委員、立憲政友会創立委員、34年第5回内国勧業博覧会評議員となる。
明治34年、北海道会法が実施される。当時の北海道の自治体制は不十分だったが、同年第一回北海道会議員選挙で当選、初代議長として手腕を振るい、35年8月10日の第七回衆議院議員選挙で森源三、高橋直治とともに、北海道から初めて国政に参加した。
明治40年、病により死去。享年67歳。船見町大谷派支院に葬る。
加賀市橋立には、江戸時代後半に「橋立三人衆」と呼ばれた北前船主が活躍していた。三人衆とは初代平出喜三郎、久保彦助、西出孫左衛門の3人で、久保彦助の四男彦十郎が喜三郎の養子となり二代目平出喜三郎を継いだ。

本文/「ステップアップ」vol.241(2009.4)より
(写真/函館市中央図書館所蔵、資料/「開道五十年記念北海道」、「函館・道南大事典」南北海道史研究会編集、「函館市功労賞小伝」函館市発行、「市制記念函館及函館人」北海通信社発行、「北海道歴史人物事典」北道新聞社発行、「北海道人名辞書」澤石太発行、「北門名家誌」丸山浪人著、「北洋の夜明け」函館市北洋資料館発行、取材協力/函館市中央図書館)


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