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中村 勝馬 (なかむら かつま) 1894年~1982年

独学で友禅技術を修得、友禅染の第一人者として知られ、人間国宝に認定された函館出身の染色家。

明治27年9月18日市内にて生まれる。岩手県立一関中学校を卒業後上京、川端画学校で日本画を学ぶ。大正2年、三越専属作家増山隆方に師事し図案と友禅技術を学び、同年三越裾模様図案公募に出品「ポプラと渡り鳥」で3等賞を受け、以後5年連続して入選し2度受賞する。関東大震災(大正12年)の翌年名古屋へ転じ独立、友禅を始める。松坂屋本店の専属として5年間友禅衣裳の制作に従事する。昭和4年東京へ戻り三越考案部の専属となり、染織逸品会の衣裳を制作する。昭和20年までつとめる。この間、伝統工芸友禅を現代に調和させることに努め、昭和18年には国指定、工芸技術保存資格者の認定を受け、戦時中も制作を続ける。戦後は、昭和22年二科展工芸部審査員として出品、昭和27年東京都工芸協会創立に際し理事として参加する。昭和30年国指定重要無形文化財保持者(人間国宝)の認定を受け、また、同年発起人として日本工芸会の設立に加わり、同会理事、昭和37年同会染織部長、翌年常任理事を歴任し、昭和47年日本工芸会参与となる。
昭和41年紫綬褒章、昭和45年勲四等瑞宝章を受章。
主な作品に、「葵文訪問着」(昭和12年)のほか、東京国立近代美術館所蔵の「波文黒留袖」(昭和30年)「雲文黒留袖」(昭和33年)「かがり文訪問着」(昭和37年)などがある。独学で友禅技術を修得、力動的な作風で評価を高めた。
国指定重要無形文化財保持者で、友禅染の第一人者として知られる染色家中村勝馬氏は、昭和57年4月21日肺炎のため東京渋谷区の日赤病院で死去した。享年87歳であった。

本文/「ステップアップ」vol.75(1995.6)より
(写真・資料/「日本美術手鑑」(1983年)、「北海道歴史人物事典」北海道新聞社、「第14回人間国宝新作展」毎日新聞社)


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